数名で作る創作サイトです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 また日常に戻った。 今までに喧嘩何てした事ある? そう言わんばかりに、仕事の支度をしている。 綾乃はいつも早起きだ。 亜里守は学校か。 朝八時。日常。 一度起きるが、寒くて毛布に包まる。 遠くで「行って来ます」と聞こえた。 気付くと昼になっていた。 怠惰だった。 バイトにも行きたくない。 我侭を思いつくだけ口に出して吐き出した。 顔を洗って、バイトの支度をした。 外に出て後悔した。 凍てつく寒さを実感した。 やはりバイトなんて行きたくない。 思うだけ思って、自転車を走らせた。 バイトから帰って来ると、大きな箱が机の上に置いてあった。 覗くとケーキだった。 ああ、そうか。亜里守の誕生日か。 忘れていた。 時刻は夜中の一時。 ふと、人の気配がした。 亜里守が起きて来たらしい。 「おかえり。」 ただいま、続けてごめん。 何が?という顔をしてる亜里守に、誕生日を忘れていた事を告げる。 「いいよいいよ。」 そう言って笑った。 ちょっと考え事をしてる顔だ。 「んー、欲しい本あるんだ。」 「分かった、明日買ってくるよ。」 やったね、そう言って嬉しそうに飛び跳ねてる。 ホっと胸を撫で下ろし、暖かな気持ちになった。 こうして年が明けても一緒に居られた。 しかし、別れまでの時間はそう無かった。 亜里守は進学して、都会の大学へ行く。 PR |
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