数名で作る創作サイトです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 目が覚めた。 携帯で時間を確認する。 朝四時。まだ起きるには早過ぎる。 腕枕で熟睡してる綾乃の寝顔を見る。 そっと髪を撫でてやる。 ん、と寝返りを打つ。 もうこの家には綾乃と二人だけだ。 一気に寂しくなった日の事は忘れない。 そして自分で日常を選んだ事も。 後悔はしていない。 ただ、ただ、亜里守の邪魔をしたく無かった。 夏前には帰るよ、と残して出て行った。 綾乃も酷く心配していた。 世間の右も左も分からない亜里守を一人暮らしさせる。 それがどれ程心配で無謀か。 毎日メールはして来たし、友達も出来た様だ。 勉強は大変、と追記してあったりもした。 桜も散って、段々と昼間は暑くなって来た。 ざわっと風が吹いた。新緑がそよいだ。 見上げた青空。 眩しい青空。 ああ、またこの季節がやって来たんだな。 PR |
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